特集

ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

特集一覧

迫る厳冬 欧州エネルギー「脱ロシア依存」はどこまで進んだか

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
ドイツ政府が認可手続きを停止し、一度も稼働していない、ロシアからのガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」=ドイツ北部ルプミンで2022年9月19日、ロイター
ドイツ政府が認可手続きを停止し、一度も稼働していない、ロシアからのガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」=ドイツ北部ルプミンで2022年9月19日、ロイター

 ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー不足の懸念が高まる中、欧州ではエネルギー需要期の冬が目前に迫っている。欧州は、この難局にどこまで対応できているのか、どんな変化が起きているのか。パリ政治学院のジアコモ・ルシアニ教授(エネルギー地政学)に現状を聞いた。【聞き手・ブリュッセル宮川裕章】

 ――天然ガスの需要期の冬がそこまで迫っています。欧州の備えをどう評価しますか。

 ◆欧州の現状は、予想よりも順調だ。欧州連合(EU)のガス貯蔵率は95%に達した。中国など、競合する他国に行くはずの液化天然ガス(LNG)を確保するのは高くついたが、今後数カ月間をまかなうのに十分なLNGの供給を確保できている。大きな供給制限なしに冬を乗り切ることができそうだ。

この記事は有料記事です。

残り4021文字(全文4344文字)

【ウクライナ侵攻】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集