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始まりは「1枚の画像」 フィギュア選手、LGBTQ理解訴える

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性の多様性を象徴するレインボーフラッグを片手に、性的少数者への理解と支援を力強く訴えるハビエル・ラヤさん=東京都新宿区で2022年10月16日午後3時24分、田原和宏撮影
性の多様性を象徴するレインボーフラッグを片手に、性的少数者への理解と支援を力強く訴えるハビエル・ラヤさん=東京都新宿区で2022年10月16日午後3時24分、田原和宏撮影

 スポーツ界でLGBTQなど性的少数者の権利擁護を訴え、活動を続けるフィギュアスケーターがいる。2014年ソチ冬季オリンピックに出場したハビエル・ラヤさん(31)=スペイン=だ。

 ゲイであることを公表しているラヤさんは国際オリンピック委員会(IOC)のヤングリーダーとして若者の啓発や教育にも取り組む。東京五輪の1周年記念イベントのために来日したラヤさんに思いを聞いた。

 「まだまだやらなければいけないことがたくさんある。(レインボーフラッグを掲げるのは)6月のプライド月間だけでなく、一年中やってほしい」

 10月16日、東京・国立競技場。性的少数者についての情報発信や交流活動に取り組む団体「プライドハウス東京」のトークイベントで、力強く訴える姿があった。

 昨夏の東京五輪は過去最多の180人超のアスリートが性的少数者であることを公言して参加した。ラヤさんは差別と偏見の解消に向け、「この闘いに終わりはない」と話した。

 ラヤさんが出場したソチ五輪は、スポーツ界において性的少数者らの権利擁護の機運が高まる転機となった。開催国のロシアでは…

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