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遊具設置に加えて交流育てて インクルーシブ公園設置訴える都議

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「インクルーシブ公園」についてインタビューに答える龍円愛梨東京都議=東京都新宿区で2022年10月13日、丸山博撮影
「インクルーシブ公園」についてインタビューに答える龍円愛梨東京都議=東京都新宿区で2022年10月13日、丸山博撮影

 ダウン症の息子を育てる東京都議会の龍円愛梨議員(45)=都民ファーストの会=は米国での子育て体験を踏まえ、障害の有無を問わず、誰もが遊べる「インクルーシブ公園」の整備を訴えてきた。「インクルーシブ公園」は各地で広がりを見せており、龍円さんに政策提言の背景や今後の課題を聞いた。【聞き手・木村健二】

ダウン症の息子、帰国して絶句

 ――日本で「インクルーシブ公園」の必要性を感じた経緯を教えてください。

 ◆テレビ朝日を退職して、米国カリフォルニア州に移り住み、息子のニコ(現在9歳の小学3年生)を産みました。ダウン症があり、最初は子育てにすごく不安がありましたが、すぐにケアマネジャーや医療機関、将来通う学校の担当者に至るまで、支援してくれる仲間につながって、安心できました。

 特別支援教育のコミュニティーカレッジに通ったところ、最初の授業で「インクルーシブ」(全てを含んだ、包摂的な)という考え方が示されて、遊び場として「インクルーシブ・プレーグラウンド」という公園に出合いました。コミュニティーカレッジ周辺の公園のリストがあって、息子とよく遊ぶ公園がその一つでした。

 息子は体幹が弱くて、幼いころは歩けず、ハイハイみたいに移動していました。米国の公園では、地面にゴムチップが敷いてあるから移動できたんです。スロープで上がれたり、視覚や聴覚で楽しめたり、いろいろなニーズに応じた遊具がそろっていました。

 ところが、息子が2歳の時に帰国してみて、公園に行くと絶句しました。遊具はペンキがはげていて、古びていました。息子は、土や砂利の地面で服がボロボロになってしまって、けがをしないように遊ばせるのが大変でした。「日本は子どもの遊び場にお金をかけない国なんだ」と、びっくりしました。

 ――…

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