粗大ごみ?まだ使えるやん 西宮市「メルカリ」出品 利益よりもリユース啓発 全国自治体で3例目、出だし好調 /兵庫

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西宮市がメルカリShopsに出品した粗大ごみ=西宮市六湛寺町で2022年10月24日午後1時57分、稲田佳代撮影
西宮市がメルカリShopsに出品した粗大ごみ=西宮市六湛寺町で2022年10月24日午後1時57分、稲田佳代撮影

 西宮市はフリーマーケットアプリ「メルカリ」で、回収した粗大ごみの中からまだ使用できる家具やレジャー用品を販売する取り組みを始めた。市には粗大ごみの回収依頼が年間12万件以上あり、率先してリユース(再使用)に取り組むことで市民を啓発し、粗大ごみの減量を狙う。【稲田佳代】

 個人間の売買ができるメルカリに事業者なども出品できるサービス「メルカリShops(ショップス)」を使って販売する。売買が成立すると、価格の1割が手数料として差し引かれる。自治体として粗大ごみを出品するのは、5月に始めた愛知県蒲郡市、新潟県加茂市・田上町消防衛生保育組合に続いて全国で3例目という。

 市は10月24日から販売を始め、ソファやラック、スキー用品、クリスマスツリーなど500~2000円の12点を出品した。購入者は市環境事業部で現品を確認後に引き取る必要があるが、すでにキャビネットや鏡などの購入者が決まり、出だしは好調だ。だが、販売利益は目的の一つに過ぎず、市民にメルカリなどの利用を促し「リユース文化」を根付かせることが真の狙いだという。

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