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1日に投開票されたイスラエル総選挙で、右派「リクード」を率いるネタニヤフ元首相の陣営が勝利を確実とし、ネタニヤフ氏は約1年ぶりに首相に復帰する見通しとなった。今回はパレスチナ人の「追放」を検討する極右政党と連携しており、イスラエル史上最も「右派」の政権となりそうだ。国際社会の反発が予想される中、なぜネタニヤフ氏は極右と組んだのか。
「国民はユダヤ人(を優先する)国家を求めた」。ネタニヤフ氏は2日、支持者との集会で、勝利の笑みを浮かべた。
2009年から連続12年間、首相を務めたネタニヤフ氏。在任中、規制緩和を進めてイスラエルの経済成長を軌道に乗せたほか、パレスチナの武装組織やイランに強硬姿勢を示した。だが19年、収賄などの罪で起訴されると、右派の中でも支持が分かれ、求心力が低下。21年に敵対する右派、左派などが連立した政権に首相の座を明け渡した。
こうした状況下で、ネタニヤフ…
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