コロナワクチン承認の「速さ」懸念 5日に薬害根絶フォーラム

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
「医薬品の安全性の確認が重要」と話す勝村久司さん=東大阪市で2022年10月25日午後0時42分、玉木達也撮影
「医薬品の安全性の確認が重要」と話す勝村久司さん=東大阪市で2022年10月25日午後0時42分、玉木達也撮影

 薬害を語り継ぎ、再発防止を考える「薬害根絶フォーラム」が5日午後1時半、オンラインで開かれる。被害の実態報告の他、「簡略化される医薬品承認制度を問う」として制度の問題点などを話し合う。

 全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)が1999年から毎年開催し、今回で24回目。2部構成で第1部では、薬害エイズやスモン、薬害肝炎などの被害者が実態を伝える。第2部で医薬品承認制度を取り上げる。厚生労働省に設置されている「医薬品等行政評価・監視委員会」のメンバーで薬害エイズ被害者の花井十伍さんら3人が現状と課題について討論する。

 議論のポイントになりそうなのが緊急承認制度だ。新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の実用化が欧米よりも遅れたことから、今年5月に改正医薬品医療機器法が成立し設けられた。緊急時に新たに開発されるワクチンや治療薬などで、治験の最終結果が出る前でも「有効性の推定」ができれば、薬事承認が得られる。そのため、「速さ」と引き換えに安全性や信頼性が損なわれるのではないかという懸念の声が薬害被害者らから出ている…

この記事は有料記事です。

残り190文字(全文650文字)

あわせて読みたい

ニュース特集