古里の家業継ぐ決意固め 大学生、「唐津くんち」で力の限り綱を曳く

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西に浜で源義経の兜の綱を曳く永田陽輔さん(左から2人目)=佐賀県唐津市で2022年111月3日午後0時26分、峰下喜之
西に浜で源義経の兜の綱を曳く永田陽輔さん(左から2人目)=佐賀県唐津市で2022年111月3日午後0時26分、峰下喜之

 佐賀県唐津市の唐津神社秋季例大祭「唐津くんち」は3日、14台の曳山(やま)が神輿(みこし)を守護して神社縁起の西の浜(旧大成小グラウンド)を目指して巡行する御旅所神幸があった。到着後の見せ場「曳(ひ)き込み」ではお囃子(はやし)の中、曳き子たちが重さ2トンを超える曳山を砂地に車輪をめり込ませながら「エンヤ」「ヨイサ」と連呼。呉服町の曳山「源義経の兜(かぶと)」では、東大阪市から3年ぶりに参加した大学3年生の永田陽輔さん(21)も古里・唐津の家業を継ぐ決意を固め、力の限り綱を曳いた。

 西の浜直前の休憩で、呉服町の曳き子約170人は長(なが)法被を脱いで背に龍が描かれた肉襦袢(にくじゅばん)姿に統一した。永田さんには仲間に勢いをつけるために振る塩を渡される。砂地に「義経」がバックから入る。「綱、張れ」の指示が飛ぶ。足を取られながらも綱を両手で握りしめ「久しぶりに重い」と、3年間の喪失感を埋める充実感を味わった。

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