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アマチュア相撲でも今年9月から、微妙な判定の検証に映像を参考にする「ビデオ判定」が試験的に導入されている。土俵下の審判団から判定に異議や疑義の申し立て(大相撲の「物言い」)があり協議する際、必要に応じて映像を確認する。全国学生選手権(5、6日、東京・両国国技館)でも活用される予定だ。
固定したタブレットで4方向から動画を撮影し、必要な時に審判団が集まって確認する。ここまでの大会でも映像を見て協議した結果、際どい相撲の判定が覆るケースも出ている。
試験導入に踏み切ったのは、より公正な判定を下すためだ。アマ相撲を統括する日本相撲連盟審判部の斎藤一雄部長は導入理由について「人間の目では限界がある。大相撲のほか、各競技でも導入されている。判定も相撲のうちという意見もあるが、そういう時代ではなくなった」と語る。関係者によると、最近の国内外の各大会で微妙な判定が目立っていたという事情もあるという。
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