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男子第73回、女子第34回全国高校駅伝競走大会の都予選(東京陸上競技協会、都高等学校体育連盟、都教育委員会主催、毎日新聞社など後援)が3日、板橋区の荒川河川敷(男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)で開かれ、男子74校、女子41校が出場した。男子は城西が最終区間で2位から順位を上げ、逆転で初優勝。女子は順天が全区間で区間賞を獲得し、大会新記録で2年連続18回目の都大路への切符を手にした。全国大会は12月25日に京都市で開かれる。上位6校は11月19日に茨城県である関東大会の出場権を得た。【小林遥、千脇康平】
男子 城西 7区、区間新で逆転
城西が4連覇を狙った国学院久我山との激しい先頭争いを逆転で制し、悲願の初優勝を決めた。
1区の主将・田中純(3年)は先行を許したが「1秒でも詰める」とエースの意地で力を振り絞り、たすきをつないだ。2区の越前谷洋武(1年)は前日に先輩らから「絶対できる」と鼓舞されて強気で臨み、区間賞の走りを見せた。
3区の伊藤優真(3年)は昨年も同区間を走って満足いく結果を残せなかった悔しさがあった。「前しか見ていなかった」と最初から攻め、順位を上げた。「落ち着いていた」という4区の岡村享一(2年)は区間タイ記録の好走で、先頭との差を縮めた。
5区の大室杏夢(3年)は「自分が逆転する」とトップの後ろに付けると、ラスト500メートルでギアを上げて先頭に。6区では国学院久我山が意地を見せて再び先頭に立ち、林春空(1年)は一つ順位を落としたが懸命に食らいつき、4秒差の2位でつないだ。
7区の鈴木愛音(2年)は中盤で前を走る相手を捉え、ペースが落ちた一瞬を見逃さず前に出た。「陸上部の仲間の応援が支えになった」と区間新記録の走りでそのまま逃げ切り、初優勝のゴールテープを切った。
女子 順天 全区間首位、大会新
順天が5人の走者全員が区間賞を獲得する圧倒的な走りを見せ、大会新記録で2連覇を果たした。
流れを作ったのは、昨年も1区を走った小川陽香(3年)。9月に3000メートルで都高校記録をマークしたエースは、どの学校にも「絶対負けない」と2位に1分10秒差をつける区間新記録の快走を見せた。
2区の林凜華(同)は9月に足を疲労骨折して練習ができない時期があり、仲間に励まされてきた。「みんなに助けられてここまで来た」と感謝の気持ちを持ってたすきをつないだ。
3区の石上栞理(同)は主将としてチームをまとめる苦労を経験してきたが、この日は楽しみながら走った。4区では中学の頃から都大路に憧れて強豪の順天に入学した岩永桜(同)が「チームに貢献できる走りを全力で」と快走。5区ではアンカーの鈴木美海(2年)が「全員の思いをゴールに持って行く」と力強く走り、2位以下を引き離してフィニッシュした。
昨年、自分たちが記録した大会記録を2秒更新する新記録での連覇に、石上は「このチームは歴代最高と言えるくらい強い」と自信を見せた。入賞を目標に2年連続の都大路に挑む。
〔多摩版〕
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