焼失3年 首里城再建、自分たちが ウチナーンチュ、原点に 正殿復元起工式

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2019年に全焼した首里城正殿の復元工事起工式に先立つ木遣行列で、再建に使う木材「オキナワウラジロガシ」の前で行われた納めの儀=那覇市で2022年11月3日午前10時22分、喜屋武真之介撮影
2019年に全焼した首里城正殿の復元工事起工式に先立つ木遣行列で、再建に使う木材「オキナワウラジロガシ」の前で行われた納めの儀=那覇市で2022年11月3日午前10時22分、喜屋武真之介撮影

 2019年10月に焼失した首里城正殿(那覇市)の復元工事を始める「起工式」が3日、城郭内であった。沖縄の歴史や文化の象徴だった首里城を再建する「令和の復元」では、火災の教訓を踏まえ、自動で初期消火できるスプリンクラーなど高度な防火設備を設置。木材や塗料、赤瓦など随所に沖縄県産の資材を使用する。国が総工費約120億円をかけて実施し、26年秋の完成を予定する。

 起工式には岡田直樹沖縄・北方担当相らが出席し、玉城デニー知事が「県民はじめ国内外の皆さまの思いの結実に向けた大きな一歩。焼失前より魅力ある首里城になるようしっかり(復元を)進めたい」と祝辞を述べた。

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