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「爆編み爺」ことコーダさん 編み物、ゲイ…発信で“新しい”人生

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自ら編んだ作品に囲まれて編み物について発信するコーダさんの動画の一場面=ユーチューブから
自ら編んだ作品に囲まれて編み物について発信するコーダさんの動画の一場面=ユーチューブから

 編み物が大好きなこと。そして、ゲイであること。長年抱えていた秘密をツイッターや動画投稿サイト「ユーチューブ」で発信したら、思いも寄らない人生が始まった。「爆編み爺(じい)」と名乗り、SNS(ネット交流サービス)で人気の編み物作家、Coda(コーダ)さんに、これまでの道のりとシニアライフを充実して送る秘訣(ひけつ)を聞いた。【藤沢美由紀】

つきまとった「男らしさ」

 背景にはカラフルな自作のタペストリー。自ら作曲した音楽をBGMに、穏やかな語り口でポンチョやセーター、帽子などオリジナルの編み物作品を解説する。そうして投稿された動画には、「何度も見ながら編みました」「次回も楽しみに待っています」などと、同じ作品に挑戦した報告や感想などのコメントが寄せられる。時には自ら作った曲を演奏したり、ゲイである自分について語ったりした動画も投稿してきた。

 コーダさんは1960年代、仙台市生まれ。本名や年齢は非公表という。母親が編み物教室の先生で、身近に材料が豊富にあったことから遊びで編み物を始めた。楽しくてのめり込んだ一方で、子ども心にも周囲から「男らしくない」と言われそうだと感じていた。音楽教室に通っていることを「男のくせに」とからかわれたこともあり、編み物が好きなことは秘密だった。

 もう一つ、コーダさんが自身を語る上で欠かせない…

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