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米中間選挙(8日投開票)は10月以降に野党・共和党がじわじわと支持を伸ばし、連邦下院の多数派を奪還するとの見方が強まっている。米国では大統領選と中間選挙が2年ごとに11月に実施され、終盤に選挙情勢に影響する「オクトーバー・サプライズ(10月の奇襲)」が起きることがある。今回は6月に連邦最高裁が州による人工妊娠中絶の禁止を容認する「サプライズ」があり、民主党が一時攻勢に転じたが、終盤は大きな波乱がないまま投票日を迎えそうだ。
10月には、9月下旬から南部フロリダ州などを襲った大型ハリケーン「イアン」への対応▽連邦法に基づくマリフアナ(大麻)所持犯への恩赦▽連邦議会襲撃事件を調査する下院特別委員会によるトランプ前大統領(共和党)の召喚決定▽ペロシ下院議長(民主党)の夫が自宅で殴打される事件――などがあったが、いずれも選挙情勢を大きく変えるほどの影響は見られていない。
「サプライズ」はなかった一方で、昨年から続く高水準の物価高(インフレ)への有権者の不満が共和党支持につながった。
選挙・世論分析サイト「ファイブサーティーエイト(538)」は、各種世論調査の結果に調査機関の信頼性や候補者の資金力などを加味して選挙結果を予測している。上院で優勢になる可能性について、10月3日時点では…
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