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高校野球秋季大会2022

2022年の秋季高校野球トップページです。全国10地区で、新チームによる「秋の王者」が決まります。

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「負けない」と誓った広陵、無敗で神宮へ 秋季高校野球・中国大会

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【光-広陵】五回裏広陵、田上夏衣が右越えソロを放つ=広島県のぶんちゃんしまなみ球場で2022年11月6日午前11時46分、生野貴紀撮影 拡大
【光-広陵】五回裏広陵、田上夏衣が右越えソロを放つ=広島県のぶんちゃんしまなみ球場で2022年11月6日午前11時46分、生野貴紀撮影

 高校野球の秋季中国大会は6日、広島・ぶんちゃんしまなみ球場で決勝があり、広陵(広島1位)が光(山口3位)を13―0で降し、2年連続13回目の優勝を果たした。広陵は東京・神宮球場で11月18日に開幕する明治神宮大会に出場する。

 豪快な一振りが総攻撃の合図だった。1―0で迎えた五回。1死から広陵の1番・田上夏衣が内角直球を捉え、右越えソロ。ここから面白いように打線がつながった。

 相手の先発、升田早人は140キロ超の球威のある直球が持ち味。その球がこの回になって、甘くなり始めたのを各打者が見逃さなかった。田上のソロから7連打の猛攻。打者一巡して田上が再び右中間適時三塁打を放つなど、計10得点で試合の大勢を決めた。

 「あの負け方が広陵にとって重たくて、重たくて……」。中井哲之監督が振り返るのが夏の広島大会の一戦だ。春のセンバツにも出場し、優勝候補として臨みながら3回戦で英数学館に1―2で敗れた。その試合に出場していたのが田上であり、主砲の真鍋慧だった。次の日の選手ミーティングで立てた誓いが「絶対に負けない」。大番狂わせと言われた敗戦が選手の心を強くした。

 陰のサポートもあった。引退した3年生が新チームの練習の手伝いを買って出て、大会中も相手の升田よりも球速が出る投手が打撃投手を務めた。「一番悔しいはずなのにグラウンド整備までやってくれた。そこまでしてくれるチームは広陵しかない」と中井監督は感謝する。

 その誓い通り、新チーム発足後は練習試合を含めて無敗のまま神宮の切符を得た。小林隼翔主将は「どんな相手でも同じ気持ちで挑みたい」。全国の舞台でも変わらない強さを見せつける。【生野貴紀】

【高校野球秋季大会2022】

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