我が輩はピグミーである 和名はまだない
毎日新聞
2022/11/9 06:00(最終更新 11/9 06:00)
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尾を除いた体長は1センチほど。小さなタツノオトシゴです。
水深30メートル前後にあるソフトコーラル(軟質サンゴ)の「ヤギ」に尾を巻きつけ、すき間にまぎれ込んでいます。体の模様や色、コブまでヤギにそっくり。黄色いヤギだと黄色い体色になります。
◇
極めて小さなタツノオトシゴは9種とされますが、まとめて英名で「ピグミーシーホース」と呼んでいます。ピグミーは小さい、シーホースはタツノオトシゴという意味です。
この写真では、反対側から光を当てて姿を浮かび上がらせていますが、小ささと擬態のため、探し当てるのはたいへんです。さらに、深い場所はうす暗く滞在できる時間も短い。そのため逆に、なんとか見たいとダイバーは憧れるのです。
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