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防衛省が自衛隊の施設などを新設・改修した際、工事費に盛り込んだ「道路清掃員費」について積算額約3億円分が削減可能だったと会計検査院が指摘した。実際の作業時間を想定した積算がされていなかったとしており、同省は地方機関の各防衛局などに適切な積算を行うよう改善を求めた。
同省の工事では、土砂の搬入や搬出を伴う場合に工事車両が周辺道路に土砂を落とすなどして汚すことがあり、竹ぼうきや放水での清掃が必要となる。
検査院は同省の地方機関のうち10防衛局(2防衛支局を含む)が2019~20年度に完了した工事292件の道路清掃員費(計約5億7000万円)が適切に積算されていたかを検査した。その結果、うち264件は作業の「必要時間」の算定に根拠がなく、1日当たり午前・午後の各1時間で作業が済むとみられるケースが多いとして計算し直し、計約3億3560万円の削減が可能だったと結論づけた。
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