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児童養護施設や一時保護所などで過ごす子どもの思いを代弁する「子どもアドボケイト(意見表明支援員)」を養成する事業を香川県が始めた。保護者でも施設職員でもない第三者として、家庭の事情などで親と離れて暮らす弱い立場の子どもの代わりに、気持ちや願いを大人に伝える役割。日本ではまだ認知度が低く、担い手が不足している現状の改善を目指す。
子どもアドボケイトは欧米では導入が進んでいるが、国内ではここ数年の間に取り組む自治体が増え始めたばかりだ。「子どもの権利条約」が定める意見表明権の保障について国連が日本の対策不足を勧告していることを背景に、2022年6月には改正児童福祉法(24年度施行)が成立。アドボケイトらが施設や里親の下で暮らす子どもの意見を聞き取り、職員らとの連絡や調整を担う体制を整えるよう、国が各都道府県に求めるようにな…
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