原点は太平洋戦争 スーパー「ライフ」創業、清水信次さん死去

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ライフコーポレーション創業者の清水信次さん
ライフコーポレーション創業者の清水信次さん

 スーパー大手「ライフ」を展開するライフコーポレーション創業者で、10月25日に96歳で亡くなった清水信次さんの原点は太平洋戦争だった。

 戦争末期の1945年3月、「最も戦死する可能性が低い」と考え、陸軍の鉄道隊を志願した。鉄道敷設のためにレールや枕木などを運ぶ訓練などを受けたが、重さ50キロ以上のレールを担いで速足で歩く訓練に体は悲鳴を上げた。

 45年6月下旬に沖縄が陥落し、翌7月には所属する連隊は本土防衛の特攻隊に組み込まれ、爆弾を抱えて米軍戦車に突撃する自爆作戦を命じられた。死を覚悟し、兵舎を訪ねてきた母に毛髪と爪を託した。訓練を繰り返すなかで迎えた敗戦。「人間を無残に傷付ける戦争ほどの罪悪はない」と痛感した。

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