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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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いつか母国ウクライナへ 銃声のない掛川に安心 10月から避難のタチアナさん /静岡

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掛川城の絵を久保田崇市長(右端)と鑑賞するタチアナさん(前列中央)=静岡県掛川市役所で2022年11月6日、山田英之撮影
掛川城の絵を久保田崇市長(右端)と鑑賞するタチアナさん(前列中央)=静岡県掛川市役所で2022年11月6日、山田英之撮影

 「掛川は銃声もミサイルの音もしない。静かで安心できる」――。ロシアのウクライナ侵攻で、10月から掛川市に避難している女性、トリティアコバ・タチアナさん(53)は、そう言って日本の支援に感謝した。ロシア軍が一方的に併合を宣言した南部ヘルソン州の出身。現地はほとんどの商店が閉まり、生活するのは厳しい状況と言うが、それでもタチアナさんは「ウクライナが好き。いつか戦争が終わったら戻りたい」と望郷の念を強めている。

 タチアナさんは、掛川市に住む長男で会社員のマクシムさん(32)を頼って避難した。掛川にはマクシムさんの結婚式などで過去に2回訪れたことがあった。「また掛川に来たいと思っていた。でも、幸せなイベントで来たかった」

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