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河井夫妻選挙違反事件

19年参院選を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相と妻の案里元参院議員の有罪判決が確定。現金を受け取った地方議員に厳しい目が。

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河井事件 「現金は陣中見舞い」 宮本元県議主張 地裁、被告人質問 /広島

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公判後に記者会見する宮本新八被告=広島市中区の県庁で、根本佳奈撮影
公判後に記者会見する宮本新八被告=広島市中区の県庁で、根本佳奈撮影

 2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相(59)=実刑確定=から現金計50万円を受け取ったとする公職選挙法違反(被買収)の罪に問われ、略式命令を不服として正式裁判となった元県議、宮本新八被告(63)の被告人質問が7日、広島地裁(石井寛裁判長)であった。宮本被告は一部の現金について被買収の認識を改めて否定した。

 宮本被告は被告人質問で、19年3月に受け取った30万円について「詳しいことは覚えていないが、自分の選挙の前に渡されたので陣中見舞いだと思った」と説明。違法性の認識があったかどうか問われると「買収資金なら記憶に残っているはず。自分が忘れていたということは通常のことだと思ったのだろう」と答え、違法性の認識がなかったとした。その上で「検事の取り調べで陣中見舞いだと主張しても認めてもらえなかった」と述べ…

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