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明治時代まで京都・西陣で使われ「幻の手織機」とも呼ばれる「空引機(そらひきばた)」が、西陣織会館(京都市上京区)で13年ぶりに組み立てられ、報道陣に実演が披露された。「西陣の呼称誕生から555年」を機に、11日から同会館を主会場に初開催される西陣織のPRイベント「西陣クロスウイーク」で一般公開される。
西陣織工業組合によると、空引機は平安時代からあり、省力化できて速度に優れるジャガード機が明治時代に輸入されるまで、西陣の主力織機だった。伝統は途絶えていたが、55年前に古い資料や老職人の記憶を頼りに組合が復元。今回、技術の伝承と記録保存のため、西陣の若手職人たちが組み立てることになった。組み上がるのは、前回の2009年以来。
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