バス置き去り事故 国も対策急ぐ 安全装置義務化やマニュアル作成

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倉掛冬生ちゃんが取り残されていた双葉保育園の送迎バス(当時)=福岡県警折尾署で2021年7月31日午後3時4分、成松秋穂撮影
倉掛冬生ちゃんが取り残されていた双葉保育園の送迎バス(当時)=福岡県警折尾署で2021年7月31日午後3時4分、成松秋穂撮影

 福岡県中間市の認可保育園「双葉保育園」で2021年7月、送迎バスの車内に取り残された園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5歳)が熱中症で死亡した事件で、降車確認を怠るなどして冬生ちゃんを死亡させたとして業務上過失致死罪に問われた前園長、浦上陽子被告(45)に対し、福岡地裁(冨田敦史裁判長)は8日、禁錮2年、執行猶予3年(求刑・禁錮2年)の判決を言い渡した。

 双葉保育園の事件では、園側がバス運行時の安全管理をマニュアル通りに徹底していなかった状況が次々と明らかになった。わずか1年後、静岡県牧之原市の認定こども園でも3歳女児が亡くなる同様の事件が起き、園側のずさんな安全管理が発覚。国は10月に再発防止のための緊急対策をまとめたが、重大事故につながりかねない「ヒヤリハット事例」は各地で相次いでおり、幼い命を救うための模索は続く。

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