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世界洋上風力サミットが9、10の両日、秋田市で開かれるのに合わせ、風力発電の国際的な業界団体である世界風力会議(GWEC、本部・ブリュッセル)のアラスター・ダットン洋上風力上級顧問が来日し、8日、毎日新聞のインタビューに応じた。日本は洋上風力の導入量が2021年末時点で計26基、5万キロワットあまりにとどまるが、ダットン氏は「50年ごろには1億キロワット(原発100基分)以上導入できる」と述べ、将来の大量導入は可能との見方を示した。実現には設置海域の拡大が必要だとして、政府に対応を求めた。
GWECによると、世界では21年、中国や欧州を中心に2110万キロワットの洋上風力が導入され、累計5700万キロワットに達した。欧州はウクライナ危機を経て、ロシアへのエネルギー依存から脱するため、洋上風力の導入を加速させる構えという。ダットン氏は「国産エネルギーである風力には、環境やコスト面に加え、安全保障上も利点がある」とした。
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