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財務省が9日発表した2022年度上半期(4~9月)の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は前年同期比58・6%減の4兆8458億円だった。年度半期としては、14年度上半期以来、8年ぶりの低水準となった。資源価格の高騰と円安進行で輸入額が増加したことが響いた。貿易赤字が定着し、日本の稼ぐ力を示す経常収支の低迷が続く恐れがある。
経常収支の減少額は6兆8627億円で、年度上半期としては比較可能な1986年度以降で過去最大だった。年度半期としては、リーマン・ショックの影響があった08年度下半期に次ぐ過去2番目の大きさ。
経常収支の内訳は、…
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