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野党の共和党が4年ぶりに下院を奪還する見通しとなり、バイデン政権に対する有権者の不満が示された。ただし、そのシンボルカラーから「赤い波」が起きると言われていたような共和党の大幅議席増にはならなかった。
そもそも中間選挙では、ほとんどの大統領の政党が議席を減らしてきた。大統領選に比べて投票率が大幅に低くなり、現状に不満を持つ層がより投票に足を運ぶからだ。歴史的なインフレも家計を直撃している。
米政界では「It's the Economy,stupid(経済こそが重要なのだ、愚か者)」という言葉がある。1992年大統領選で、共和党現職のブッシュ(父)大統領に対し、低迷する経済を論戦の中心に据えて勝利した民主党のクリントン候補の選挙参謀の言い回しが基になっている。選挙における経済の重要性を説く言葉だ。
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