水で描くアート、夢は「全国を笑顔に」 障害を超え伝えたいこと

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風神と雷神を水で描く堀川玄太さん=山口県宇部市のときわ公園で2022年4月18日、森紗和子撮影
風神と雷神を水で描く堀川玄太さん=山口県宇部市のときわ公園で2022年4月18日、森紗和子撮影

 水を含んだほうきと霧吹きを自在に操り、線を描いていく。乾いた地面やボードの上に、あっという間に躍動感のある絵が姿を現す。山口県宇部市の堀川玄太さん(28)が「ウオーターアート」のパフォーマーとして活動している。夢は全47都道府県でアートを披露することだ。ADHD(注意欠陥多動性障害)などの障害があり、交友関係に悩んだ時期もあった。アートに取り組む自身の姿を通じて伝えたい。「生きがいを見つければ人は変わる」

 10月下旬、堀川さんは山口県山陽小野田市の小学校を訪れ、技を披露した。風神雷神、満開の桜、笑顔の男の子……。次々と現れては消えていく水のアートを前に、児童たちは「すげー」と大歓声を上げた。

 題目は「水で描くありがとう~I LOVE ADHD~」。約20分のパフォーマンスが終わると、堀川さんの母、貴美子さん(56)が児童たちに語りかけた。「玄太には障害があって、これは病気じゃないから治りません。だったら『自分の特性を嫌いになるんじゃなくて、好きになってうまく付き合って生きてほしい』って、ずっと伝えています」

 堀川さんは幼い頃に…

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