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1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の全記録が神戸家裁で廃棄されていた問題で、最高裁は10日、経緯を検証するため同家裁の元職員らを対象に聞き取りを開始した。記録を永久的に保存する「特別保存」の運用の在り方を有識者委員会に諮問した結果、検証の必要があると判断した。再発防止のための調査を求めてきた遺族の要望に沿う形となった。
最高裁の内規や通達は、少年事件の記録は少年が26歳になるまで保存すると定める一方、歴史的な価値が高く社会の耳目を集めた事件などは記録を永久的に保存する特別保存を義務付けている。しかし、神戸連続児童殺傷事件で殺人容疑などで逮捕され、医療少年院送致となった当時14歳の男性(40)の事件記録などが廃棄されていたことが10月に判明した。神戸家裁は記録の廃棄について「特定の個人ではなく、庁(神戸家裁)全体…
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