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文鮮明氏、日本の貯金は「教会メンバーのもの」 信者向け発言録に

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教祖の文鮮明氏(左)と妻の韓鶴子氏=ユーチューブの世界平和統一家庭連合(旧統一教会)公式チャンネルから
教祖の文鮮明氏(左)と妻の韓鶴子氏=ユーチューブの世界平和統一家庭連合(旧統一教会)公式チャンネルから

 1998年3月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏(2012年に死去)が韓国内で信者に向けて行った説教の中で、日本国内の預貯金は「皆さんのためのもの」と語っていた。約53年分にわたり韓国語で記された文氏の発言録615巻の中から毎日新聞が当該部分の記述を翻訳・確認し、判明した。【田中裕之、ソウル坂口裕彦、渋江千春】

日本を「資金源」とみなす姿が浮かぶ

 現在、教団は日本と韓国の関係を「対等に見ている」と強調する。また、発言録は「信者の拝読用で、信者の行動指針として特別に使われることはない」(日本の教団広報部)と説明する。しかし、文氏は日本の信者に貯金通帳を提供するよう示唆する発言もしており、少なくとも教祖が当時の日本を「資金源」とみなしていた姿が浮かび上がった。

 発言録は、文氏が1956~2009年に韓国内で信者に説教した言葉を韓国語で収録した「文鮮明先生マルスム(御言=みこと)選集」。各巻約300~400ページで全615巻あるが、絶版で入手は困難。毎日新聞は、日本の教団広報部が「全巻を不法転載している」と認めたウェブサイトで当該発言を確認した。

 305巻36ページの記述によると、文氏は98年3月29日に韓国内で行った説教で「日本に1200兆が貯金されているそうだ。その1000分の1を使いたいか。100分の1を使いたいか。いくら使いたい…

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【旧統一教会】

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