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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。4年に1度の世界最高峰の戦いの様子をお伝えします

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「ここで終わる子じゃない」 W杯落選の原口元気へ恩師の伝言

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2018年W杯ロシア大会後に帰省した原口元気(左)と松本★佑さん=松本さん提供
2018年W杯ロシア大会後に帰省した原口元気(左)と松本★佑さん=松本さん提供

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表に原口元気(31)=ウニオン・ベルリン=の名前はなく、ファンの間に驚きが広がった。2018年W杯ロシア大会でゴールを決めてから約4年。小学生時代に指導した松本●佑(ようすけ=●は、はばへんに昜)さん(71)はこの苦難をあるレジェンドの姿と重ね合わせ、ここからの原口に期待している。

 「人生、苦難の連続です。逆に考えると、ロシア大会の前にけがなくやれていて、ゴールできたことが奇跡だったんだと改めて感じられますね」

 メンバー発表翌日の2日、松本さんからこんなメッセージが送られてきた。再取材をお願いすると、「びっくりしたね」。松本さんと記者の思いは一致した。

「悪童」で片付けるな

 17歳で浦和レッズとプロ契約し、高校3年になるシーズンでJ1リーグ戦にデビューした原口は、卓越したドリブル技術を武器にサイドアタッカーとして名をはせた。20歳で代表デビュー。ロシア大会のアジア最終予選では4試合連続得点。本大会は決勝トーナメント1回戦、ベルギー戦で先制点を挙げた。

 森保一監督体制でも継続して代表に呼ばれ、W杯カタール大会の出場権獲得に貢献したが、守備面での貢献がより求められるインサイドハーフでの起用が増えた。ゴールに貪欲なアタッカーから「縁の下の力持ち」へ。この変化は一部のファンから意外性を持って受け止められた。

 原口は浦和時代の11年、練習後のトラブルでチームメートにけがをさせたとして謹慎処分を受けた。途中交代を命じられると感情をむき出しにし、「監督の采配に不満を示した」として「悪童」などと報じられることも。守備面の貢献など周囲の選手を生かすために汗をかく献身的なプレーが高く評価される今とは対極的なイメージがあったためだ。

 しかし松本さんは、現在の姿を…

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