連載

特集ワイド

「人だかりがする」ニュースを目指して、読み応え十分の記事をラインアップ。

連載一覧

特集ワイド

新聞14紙読み比べ 時事芸人・プチ鹿島さん 笑い、自分なりの面白さ追求

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
インタビューに答える時事芸人のプチ鹿島さん=東京都渋谷区で2022年10月28日、前田梨里子撮影
インタビューに答える時事芸人のプチ鹿島さん=東京都渋谷区で2022年10月28日、前田梨里子撮影

 新聞各紙を読み比べ、最新の話題をユーモアたっぷりに独自の視点で切り取るのが芸人・コラムニスト、プチ鹿島さん(52)の真骨頂だ。誰でも発信できるSNS(ネット交流サービス)全盛時代、何かと批判の的にされる新聞について「『信用する』よりも『利用する』くらいの気構えで読むことができれば」と語るのである。

 夕暮れ時の東京都内の繁華街。所属事務所を訪ねると、トレードマークの帽子姿で鹿島さんが現れた。「時事芸人」という新ジャンルの先駆者で、購読するのは全国紙や地方紙、スポーツ紙、それに夕刊紙の計14紙。「毎朝2時間かけて新聞を読んで、(タブレット端末の)iPad(アイパッド)で記事のスクラップを作っています」。せいぜい全国紙に目を通す程度のこちらが恥ずかしくなる。

 新聞記者が言うのも変ですが、2時間も新聞読んで疲れませんか? そう問うと、そこには極意があるという。「最初、やわらかい記事の多いスポーツ紙を手にします。スポーツ紙の社会面はコンパクトで見出しも分かりやすい。そこで中身をつかみ、その後、一般紙をじっくり味わうというスタイルですね」

この記事は有料記事です。

残り2114文字(全文2585文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集