新聞14紙読み比べ 時事芸人・プチ鹿島さん 笑い、自分なりの面白さ追求
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新聞各紙を読み比べ、最新の話題をユーモアたっぷりに独自の視点で切り取るのが芸人・コラムニスト、プチ鹿島さん(52)の真骨頂だ。誰でも発信できるSNS(ネット交流サービス)全盛時代、何かと批判の的にされる新聞について「『信用する』よりも『利用する』くらいの気構えで読むことができれば」と語るのである。
夕暮れ時の東京都内の繁華街。所属事務所を訪ねると、トレードマークの帽子姿で鹿島さんが現れた。「時事芸人」という新ジャンルの先駆者で、購読するのは全国紙や地方紙、スポーツ紙、それに夕刊紙の計14紙。「毎朝2時間かけて新聞を読んで、(タブレット端末の)iPad(アイパッド)で記事のスクラップを作っています」。せいぜい全国紙に目を通す程度のこちらが恥ずかしくなる。
新聞記者が言うのも変ですが、2時間も新聞読んで疲れませんか? そう問うと、そこには極意があるという。「最初、やわらかい記事の多いスポーツ紙を手にします。スポーツ紙の社会面はコンパクトで見出しも分かりやすい。そこで中身をつかみ、その後、一般紙をじっくり味わうというスタイルですね」
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