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岸田文雄首相は11日、法相は「死刑のはんこを押す時だけがトップニュースの地味な役職」などと発言した葉梨康弘法相を更迭した。死刑執行命令の権限を持つ法務行政トップの発言に、職務続行は不可能と判断した。岸田内閣で閣僚の不祥事による辞任は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との関係が問題視され10月24日に経済再生担当相を退いた山際大志郎氏に続き2人目。3週間足らずで2閣僚が更迭となる異常事態になった。
葉梨氏は11日夕、首相官邸を訪れ、首相に辞表を提出。首相は事前に自民党幹部に対し法相交代の意向を伝えており、更迭となる。首相は辞表を受理した後、首相官邸で記者団に「法務行政に対する国民の信頼を損ねたことなどを考慮し辞任の申し出を認めた。私自身、任命責任を重く受け止めている」と語った。後任には斎藤健元農相を起用した。斎藤氏は皇居での認証式を経て同日のうちに就任した。
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