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米中間選挙(8日投票)は、投票日から2日たっても連邦上下両院選の勝敗が決まらない混戦が続く。下院選(定数435)では既に「勝利」を宣言した野党・共和党が過半数ライン(218)まで7議席に迫り、多数派の奪還が濃厚だが、民主党のバイデン政権は大敗を免れたことを「成果」として宣伝しようと躍起になっている。下院の多数派を奪われれば政策推進が困難になり、政権に打撃となるが、求心力を維持するために「ダメージコントロール」を図っているとみられる。
「民主党にとって力強い夜だった」。ジョー・バイデン大統領は10日、首都ワシントンで開かれた民主党全国委員会のイベントで演説し、開票が進んだ8日夜を振り返った。「国民は我々の訴えを圧倒的に支持している」「我々は逆境に打ち勝った」。まるで勝利したかのような言葉を並べると、集まった約500人の民主党員から「レッツゴー、ジョー」と歓声が飛んだ。
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