「ぐりとぐら」手がけた編集者・松居直さん 石川で足跡紹介の企画展
毎日新聞
2022/11/13 15:00(最終更新 11/13 17:58)
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数多くの絵本作家やロングセラー絵本を世に送り出した編集者で、11月に96歳で亡くなった松居直(ただし)さんの足跡を紹介する企画展「はじめに松居直がいた」が石川県金沢市の県立図書館(19~25日)と、同県小松市の市立空とこども絵本館(12月6~11日)で開かれる。主催する市民団体の担当者は「編集者という“黒衣役”であまり表には出ないが、たくさんの作家を生み出した素晴らしい仕事を知ってほしい」と話している。
松居さんは、金沢市発祥の福音館書店に入り、編集長として月刊絵本「こどものとも」を創刊。当時無名だった、いわさきちひろや安野光雅らの才能を発掘したり、佐藤忠良ら著名な画家や作家らによる絵本を制作したり、画期的な手法で新風をもたらした。「ぐりとぐら」や「だるまちゃんとてんぐちゃん」など、編集者として手がけた作品は今も多くの人に読み継がれている。
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