自宅に犬221頭、近隣苦情…各地で相次ぐ多頭飼育崩壊、なぜ?

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千葉県八街市の女性の自宅で飼われていた犬たち。「多頭飼育崩壊」が起きていたとみられる=NPO法人アルマ提供
千葉県八街市の女性の自宅で飼われていた犬たち。「多頭飼育崩壊」が起きていたとみられる=NPO法人アルマ提供

 ペットの繁殖をコントロールできなくなる飼い主が全国で後を絶たない。世話が行き届かなくなり、「虐待」と認定されるケースもある。好きで飼い始めたはずなのに、どうしてこんな事態を招いてしまうのか。千葉県内で起きた事件から考えた。【近森歌音】

保健所が繰り返し指導したが

 同県八街市の自宅で221匹の小型犬を不衛生な環境で飼育し、4匹を衰弱させたとして、60代の女性が9日、動物愛護法違反(愛護動物の虐待)の罪で略式起訴された。6月に県警が書類送検していた。

 3月に県警の捜査員たちが女性宅を訪れると、犬たちの体は排せつ物にまみれ、結膜炎などの影響で涙を流している犬もいた。繁殖制御や個体数の把握ができなくなるほどにペットが増えることを「多頭飼育崩壊」と言う。飼い主の女性はこの状態に陥っていたとみられている。

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