- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

栃木県内最高齢の聖火ランナーとして那須烏山市を走り話題となった那珂川町の現役理容師、箱石シツイさんが10日に106歳の誕生日を迎えた。長男英政さん(79)は今月、母と自身の歩みを描いた「105歳の聖火ランナー 母と私の二人三脚」(論創社・税込み1650円)を出版した。箱石さんは「たくさんの人に読んでいただき、私の人生を知ってもらえたらうれしいです」と話している。
箱石さんは大内村(現・那珂川町)で、5人きょうだいの4番目に生まれた。14歳で理容師の修業のために上京。太平洋戦争で出征した夫・二郎さんの帰りを信じながら、2人の幼い子どもを連れて故郷の那珂川町に戻り、1席だけの理容室を開いた。終戦から8年後に夫の戦死を知らされた後も、理容師として働きながら2人の子どもを育て上げた。
この記事は有料記事です。
残り579文字(全文922文字)