センバツ　勝山、21世紀枠に推薦　今秋16強評価　県高野連　／岡山

　岡山県高野連は11日、来春の第95回記念選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高野連主催）の「21世紀枠」県推薦校に県立勝山高（真庭市、池田浩規校長）を選んだ。同校は第91回大会以来、2回目の選出。厳しい練習環境の中、秋の県大会で1勝を挙げ、ベスト16に進出したことなどが評価された。

　同校は1911年創立。少子化による生徒減で、ここ数年定員割れが続いた。今年度からビジネス科の募集を停止し、普通科のみの単科学校となった。

　野球部は46年創部で、現部員はマネジャー2人を含め24人。平日練習は1時間半程度。グラウンドは他部との併用で実戦練習が難しい。効率重視の練習メニューを組み、工夫を重ねながら力を発揮している。坪井誌奎（ふみき）野球部長は「野球ができる環境や支えてくださっている保護者や地域の方々への感謝を忘れないことを大切にして活動している。皆の頑張りでいただいた推薦だと思う」と話す。

　21世紀枠は12月9日に全国9地区の候補校が発表され、来年1月27日に出場する3校が選ばれる予定。【相原洋】