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「和の心」で応対、着物姿の広報担当 IT企業、上司も後押し

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「サイカ」広報担当の久保園遥さん=東京都千代田区で、内藤絵美撮影
「サイカ」広報担当の久保園遥さん=東京都千代田区で、内藤絵美撮影

 <くらしナビ ライフスタイル>

 IT企業へのオンライン取材で画面に現れた女性は着物姿だった。理由を尋ねると「気持ちが落ち着きます。慣れてきて、スーツ感覚で着ていますよ」と笑顔で返してきた。

 ●祖母の精神引き継ぐ

 女性は、IT企業「XICA(サイカ)」(東京都千代田区)で広報を担当する久保園遥さん(26)。10月初旬、ウェブ会議システム「Zoom」での取材でしょうぶ色に花地紋の着物姿が目に留まった。約3週間後、詳しく話を聞くため、同社を訪ねた。この日は、同じ着物に黒絵羽織という装い。羽織は母方の祖母、近藤輝美さん(85)が愛用していた約60年前のものという。

 1995年、北九州市で生まれた久保園さんは、「おばあちゃん子」だった。料理が得意で煮魚、焼き魚など和食が多かった。手作りの蒸しパンやアジの骨せんべいの味も忘れられない。運動神経が良く、バレーボールのサーブの仕方も教えてくれた。算数の割り算など、宿題の面倒も見てくれた。

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