3週間足らずで2閣僚…「辞任ドミノ」に現実味 過去の政権の末路

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
葉梨康弘法相(当時)から辞表を受け取り、記者団の質問に答える岸田文雄首相=首相官邸で2022年11月11日午後5時51分、竹内幹撮影
葉梨康弘法相(当時)から辞表を受け取り、記者団の質問に答える岸田文雄首相=首相官邸で2022年11月11日午後5時51分、竹内幹撮影

 死刑制度に関する失言で葉梨康弘前法相が更迭され、岸田政権は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が問題視された山際大志郎前経済再生担当相に続き、3週間足らずで2閣僚が辞任に追い込まれた。野党は「政治とカネ」の問題で寺田稔総務相と秋葉賢也復興相の辞任を求めており、閣僚の「辞任ドミノ」は現実味を帯びる。閣僚の辞任が相次いだ過去の政権の末路は――。

石破氏「竹下、野田両政権をほうふつ」

 「短期間に相次いで閣僚が辞任する事態はかつてのリクルート事件の時の竹下内閣や民主党の野田内閣をほうふつとさせ、この後の展開はかなり厳しくなるのかもしれません」

 自民党の石破茂元幹事長は11日、自身のブログでこう指摘した。

 竹下政権では1988年12月から89年1月にかけ、宮沢喜一元蔵相、長谷川峻元法相、原田憲元経済企画庁長官がリクルート事件に絡んで辞任。当時の竹下登首相自身の関与も表面化し、退陣に追い込まれた。

 野田政権では、鉢呂吉雄元経済産業相が失言で、暴力団関係者との関係が取り沙汰された田中慶秋元法相が体調不良を理由にそれぞれ辞任した。また、「政治とカネ」の問題で山岡賢次元国家公安委員長への問責決議が可決され、一川保夫、田中直紀両元防衛相らも閣僚としての資質が問われて問責決議が可決されるなど、不安定な政権運営を強いられた。こうした事態に頭を悩ませた当時の野田佳彦首相は約1年4カ月の政権期間中に3回も内閣改造を繰り返し政権浮揚を試みた。2012年11月に衆院解散に踏み切ったが、自民党に大敗。政権交代を余儀なくされた。

「ドミノ」で追い込まれた過去の政権

 竹下、野田両政権以外でも、閣僚が次々に辞任に追い込まれるケースはあった。

 第1次安倍…

この記事は有料記事です。

残り1298文字(全文2018文字)

あわせて読みたい

ニュース特集