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米中間選挙(8日投票)で、与党・民主党が上院で優勢を維持した。野党・共和党内では上院選の敗北について、トランプ前大統領の責任を問う声が出ているが、トランプ氏は緊張関係にある党上院トップのマコネル院内総務に批判の矛先を向け、不協和音が強まっている。
「マコネルの責任だ。彼が中間選挙を台無しにした」。トランプ氏は13日、上院選の敗北を受け、自身のソーシャルメディアでマコネル氏を名指しで非難した。マコネル氏が主導する政治資金管理団体の特別政治活動委員会(スーパーPAC)は、接戦だった西部アリゾナ州でトランプ氏が推す共和党候補のマスターズ氏への選挙資金提供を途中でやめ、他の候補に支援を振り分けた経緯がある。マスターズ氏は結果的に惜敗し、トランプ氏は「大きなミスだ」と責めた。
しかし、マコネル氏が資金援助先を切り替えたのは、より勝つ可能性が高いとみた他のトランプ派候補への支援を優先したためだ。一方、トランプ氏が主導する政治活動委員会(PAC)は、中間選挙直前の5週間に計約1640万ドル(約22億9000万円)を投じて自身が推す候補を支援したが、別のPACには10月19日時点で約7000万ドル(約97億6000万円)の現金を残しており、トランプ氏に対しても「出し渋り」と…
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