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かつて非行に走った我が子と向き合った2人の女性が自らの経験を基に、非行少年の保護者が安心して話をしたり、悩みを分かち合ったりする居場所を名古屋市につくった。非行少年の親は悩みを抱え込み、孤立することが多く、2人は「ここに来た時だけでもほっとしてもらいたい」と話す。親の会「あかねこ」。絵本のタイトルから取ったネーミングにはある思いが込められている。
会を運営しているのは非行少年の立ち直り支援をしているNPO法人「再非行防止サポートセンター愛知」のスタッフである祖父江(そぶえ)里香さんと岩下留美子さん。非行少年だけではなく保護者への支援の必要性を感じていた同センター理事長の高坂朝人さん(39)から「同じ立場だからこそつらい気持ちを共有できるのではないか」と会の設立を持ちかけられ、2人は今夏から運営方法を話し合ってきた。
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