G20からG7へ サミット広島開催、準備は波乱含み

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
G7サミットに向け事務局が設置され、看板かけをする(左から)岸田文雄首相、林芳正外相ら=外務省で2022年7月15日(代表撮影)
G7サミットに向け事務局が設置され、看板かけをする(左から)岸田文雄首相、林芳正外相ら=外務省で2022年7月15日(代表撮影)

 岸田文雄首相は11月15、16両日にインドネシア・バリ島で開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議の成果を踏まえ、2023年5月19~21日に広島市で開催する主要7カ国首脳会議(G7サミット)の準備を進める。議長国の首脳や外相は事前に参加予定国を回って協力を要請する慣習があり、岸田首相も23年のG7議長国の首脳として、各国を訪問する機会を探る予定だ。

 今回のG20首脳会議では、ロシアのウクライナ侵攻を受け、食料・エネルギー安全保障や国際保健などが主要議題となった。その多くが広島サミットの議題と重なると予想される。

 岸田首相は23年1月以降にG7各国を回る日程を検討する見通しだ。22年のG7議長国ドイツのショルツ首相も6月下旬のエルマウ・サミット開催に先立ち、4月に来日し、岸田首相との会談や夕食会で連携を確認している。

 16年5月26、27両日の伊勢志摩サミットの際は、当時の安倍晋三首相が大型連休中の5月上旬に欧州のG7各国を歴訪した。イタリアのレンツィ首相、フランスのオランド大統領、メルケル独首相、英国のキャメロン首相(いずれも当時)と個別に会談し、サミットに向け、世界経済やテロ、難民問題への対応を巡り結束を呼びかけた。

 米国のオバマ大統領(当時)やカナダのトルドー首相には3~4月に国際会議出席のため訪米した際に協力を求めている。

 岸田首相はエルマウ・サミット後、国連総会出席のため9月に訪米したが、バイデン米大統領とは立ち話をした程度でサミットを意識したものではないとみられる。スナク英首相やメローニ伊首相は最近就任したばかりで関係構築を急ぐ必要がある。

 だが、各国訪問は来…

この記事は有料記事です。

残り529文字(全文1230文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集