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そっと手の中に包んだ優しさ 羽生結弦さんが見渡す世界

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NHK杯の男子フリーの演技後にしばらく氷上にひざまずき、手のひらを見つめる羽生結弦選手=真駒内セキスイハイムアイスアリーナで2019年11月23日、貝塚太一撮影
NHK杯の男子フリーの演技後にしばらく氷上にひざまずき、手のひらを見つめる羽生結弦選手=真駒内セキスイハイムアイスアリーナで2019年11月23日、貝塚太一撮影

 男子フリーの演技を終えた直後、膝をついたまま指先で何度も氷に触れていた。プーさんのぬいぐるみが舞う中で、何かを拾った手のひらにほほ笑み、話しかけているようにも見えた。その手を優しく包んだまま、羽生結弦選手はあいさつをしてリンクから上がった。

 2019年11月、グランプリシリーズNHK杯が札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催された。前年の平昌オリンピックで連覇を果たした王者が参加する自国での競技会。リンクには多くの観客が訪れていた。

 「羽生選手の一挙手一投足を撮る」。5年ぶりのフィギュア撮影に臨む私は意気込んでいた。競技本番は無論、記者会見やドロー(競技順抽選)、練習なども全て記録しようと。ただレンズを向け始めるとそんな意気込みは不要だと思い知った。羽生選手の礼儀正しさや周りへの気遣いに私は笑顔になったり、感動したりしながら、まさに魅了されて自然とシャッターを切っていたのだ。

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