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熱血!与良政談

長年、政治の裏側を取材してきた与良正男専門編集委員が、永田町に鋭く斬り込みます。

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「選挙の否定」という病=与良正男

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毎日新聞専門編集委員・与良正男=手塚耕一郎撮影
毎日新聞専門編集委員・与良正男=手塚耕一郎撮影

 今度の米国・中間選挙で、私がずっと注目してきたのは、共和党候補の多くに見られた「選挙否定論者」と呼ばれる人たちの動向だった。

 2年前の大統領選には不正があり、本当はトランプ氏が再選されていたはずだ――。そんな考えを押し出す政治家を指す。

 中間選挙は予想を覆して民主党が踏ん張る結果となったから、選挙否定論者が勝利したとは言えない。ただし下院では否定論者のうち百数十人が当選し、共和党の多数を占める。

 当のトランプ氏も相変わらず共和党候補が落選した州について「不正」を口にしている。やはり、これは根が深い。

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