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福岡市長選の投開票日まで3日と迫る中、九州最大の160万都市の課題を探った。
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「変わりゆく天神の中で私どもも成長してきた。再開発後はオフィスビルの増える従業員を工夫して取り込み、新しい色の店を作る」。創業120年を迎えるドラッグストアチェーン「大賀薬局」(福岡市博多区)の大賀研一会長(74)は意気込む。同社は1962年に天神1丁目に開業した「福岡ビル」に出店。ビル建て替えにあたり、765平方メートルの店を移転。2024年ごろに完成が予定されるビルへの再出店を見据える。
市は15年から再開発促進事業「天神ビッグバン」に取り組む。築50年超の老朽化したビルが多く、防災面などから建て替えを促すため、国家戦略特区の活用で天神交差点から半径約500メートル内で建物の高さや容積率を緩和した。市独自で容積率を最大50%上乗せする制度の活用は現時点で7棟だが、区域内では26年までに制度を活用しないものも含め70棟が建て替わる見込みだ。
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