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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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G20、ミサイル着弾で薄氷の首脳宣言採択 制裁で西側諸国に課題

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ポーランドにミサイルが着弾したことを受けた緊急会合に出席するバイデン米大統領(左)、岸田文雄首相(右から2人目)ら各国首脳=インドネシア・バリ島で2022年11月16日、ロイター
ポーランドにミサイルが着弾したことを受けた緊急会合に出席するバイデン米大統領(左)、岸田文雄首相(右から2人目)ら各国首脳=インドネシア・バリ島で2022年11月16日、ロイター

 主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は最終日の16日、ウクライナ侵攻とそれに伴う食料・エネルギー問題に関する首脳宣言を採択した。宣言では多くの参加国がロシアによるウクライナ侵攻を非難したとする一方、ロシアの主張も反映。なんとか国際社会の結束を示してみせた形だ。

最大の壁・ロシアも軟化姿勢

 ウクライナ侵攻後、初めて開かれたG20サミットは会期を通じてウクライナを巡る情勢に振り回され続けた。採択の難航が予想された首脳宣言について会議開始後は前進ムードが生まれていたが、16日未明に入ったポーランドでのミサイル着弾の一報で参加国には再び緊張が走り、最後まで薄氷を踏む展開だった。

 「多くの人から実現を疑問視されていた宣言採択をようやく達成できた」

 会議終了後に記者会見した議長国インドネシアのジョコ大統領は、首脳宣言について「ウクライナでの戦争を巡る私たちのスタンス」が議論の焦点だったとし、白熱した議論の末、15日深夜に全参加国が合意したと明らかにした。

 強力な対露制裁を続ける米欧などと、ロシアと一定の関係を維持する中国やインドなど新興国の間には温度差があり、会議前には全会一致が原則の首脳宣言はG20サミットが始まって以降初めて、採択に失敗する可能性が高いとみられていた。

 英フィナンシャル・タイムズ紙などは来年のG20議長国となるインドのモディ首相がとりまとめに奔走するなど大きな役割を果たしたと報じた。…

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【ウクライナ侵攻】

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