絶滅危惧種の天然記念物ニホンイヌワシのペア、秋田で確認

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
秋田県内で確認されたイヌワシのペアのうちの1羽。メスとみられる=2022年4月18日撮影、成瀬ダム工事事務所提供
秋田県内で確認されたイヌワシのペアのうちの1羽。メスとみられる=2022年4月18日撮影、成瀬ダム工事事務所提供

 秋田県東成瀬村で建設中の成瀬ダムやその周辺地域で猛禽(もうきん)類の生息調査を行っている「成瀬ダムに係るイヌワシ・クマタカ調査委員会」(委員長・小笠原暠(こう)秋田大名誉教授)は15日、今年の調査で国の天然記念物、ニホンイヌワシのペアが確認されたと明らかにした。イヌワシは現在、全国で650羽程度しか生息していない。小笠原委員長は「巣自体は見つからなかったが、ペアの飛翔(ひしょう)の様子などから調査地域で営巣している可能性が高い」としている。

 調査委は、成瀬ダム周辺の東西15キロ、南北20キロの範囲(すべて秋田県内)で、2021年11月から今年10月までに60日間の定点調査と7日間の営巣地調査を実施。その結果、イヌワシのペア(成鳥2羽)の生息が確認された。イヌワシは、環境省のレッドリストでは「近い将来における野生での絶滅の危険性が高い」とされる「絶滅危惧ⅠB類」に分類されている。その他、同じ猛禽類のクマタカ3ペアのうち2ペアの巣から幼…

この記事は有料記事です。

残り276文字(全文699文字)

あわせて読みたい

ニュース特集