「抱っこで自転車」子ども大けがの事故相次ぐ 転倒で死亡事例も

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抱っこひもで子どもを自転車に同乗させた様子をダミー人形で再現する国民生活センターの担当者=東京都港区で2022年11月16日午後2時48分、藤沢美由紀撮影
抱っこひもで子どもを自転車に同乗させた様子をダミー人形で再現する国民生活センターの担当者=東京都港区で2022年11月16日午後2時48分、藤沢美由紀撮影

 子どもを抱っこして自転車に乗り、転倒や転落で大けがをさせる事故が相次いでいるとして、国民生活センターは16日、注意を呼び掛けた。1歳未満の子どもは自転車用の幼児座席が使えないなど、やむを得ない事情があるケースもあるようだが、担当者は「子どもに重篤なけがをさせる恐れがあり、危険だ」と訴えた。

 自転車は、車での送迎が難しい都市部を中心に、幼稚園や保育園への送迎などで重要な移動手段となっている。同センターなどが収集した事故情報によると、子どもを抱っこして自転車に乗せている時に転倒や転落によって子どもがけがをしたという事例は、2017年4月から22年9月までに、32件寄せられたという。けがをした子どもの年齢は、1歳未満が23件、4カ月未満は6件。けがをした部位は頭部が最多の28件だった。

 22年2月の事例では、保護者が抱っこひもを装着して7カ月の子を抱え自転車で走行中、風にあおられて自転車が倒れた。保護者も前のめりに倒れ、とっさに子どもの後頭部を押さえたものの、子どもはコンクリートの地面に頭を打ち、頭蓋骨(ずがいこつ)骨折で7日間入院したという。

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