映画「ラーゲリより愛を込めて」 原作者の丹念な取材と構想メモ

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高志の国文学館の常設展「辺見じゅん特集」で展示されている直筆の取材ノート=富山市で、萱原健一撮影
高志の国文学館の常設展「辺見じゅん特集」で展示されている直筆の取材ノート=富山市で、萱原健一撮影

 富山県出身の作家の故・辺見じゅんさん(1939~2011年)の代表作『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』の直筆原稿などを紹介する展示「辺見じゅん特集」が富山市舟橋南町の高志の国文学館で開かれている。同書を原作にした映画「ラーゲリより愛を込めて」(瀬々敬久監督)が12月9日に公開されるのに合わせた展示で、構想メモなど計25点が紹介されている。2023年2月20日まで。

 同文学館は当初、辺見さんが初代館長に就任する予定だった。同書は、第二次世界大戦後にシベリアに抑留された元満鉄調査部員の山本幡男さんを主人公にしたノンフィクション。山本さんは収容所で句会を開き、母国の文化を劣悪な労働環境で生き抜く力に変えて、必ず帰国できると仲間たちを励ました。映画では、満州から日本に戻った家族を思いながら極寒のシベリアで生きた山本さんの壮絶な半生を描き、嵐の二宮和也さんや北川景子…

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