戦争知らぬ主婦のペン走らせた、特攻隊員の思い 小説を自費出版

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鶉野飛行場当時の人々を物語でよみがえらせた河畑ふみさん(右)と、執筆を依頼した上谷昭夫さん。後ろは特攻隊戦死者らの名が刻まれた祈念碑=加西市鶉野町のsoraかさいで2022年10月8日午後3時17分、阿部浩之撮影
鶉野飛行場当時の人々を物語でよみがえらせた河畑ふみさん(右)と、執筆を依頼した上谷昭夫さん。後ろは特攻隊戦死者らの名が刻まれた祈念碑=加西市鶉野町のsoraかさいで2022年10月8日午後3時17分、阿部浩之撮影

 戦争体験者が減少していく中、戦争を知らない世代の女性が、若くして戦死した人々を物語でよみがえらせ、戦争や社会の矛盾を問う文筆活動をしている。大阪府岸和田市に住む河畑ふみさん(48)。作家でも歴史研究者でもない1人の主婦だが、時代の流れに飲まれて消えていった故人の無念を知るうちに、過去のこととして見過ごすことができなくなった。

 河畑さんは、文学好きの母らの影響で若い頃から小説に興味を持ち、文章を書いてきた。方向性を変えたきっかけは、2009年に家族旅行で訪れた知覧特攻平和会館(鹿児島県)だった。

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