楓さんしのび校舎に鐘響く 「忘れてならぬ日」 奈良女児殺害18年

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「いのちの集会」で、鐘が鳴る中で黙とうする児童ら=奈良市の富雄北小学校で2022年11月17日午前9時19分、代表撮影
「いのちの集会」で、鐘が鳴る中で黙とうする児童ら=奈良市の富雄北小学校で2022年11月17日午前9時19分、代表撮影

 2004年に奈良市の小学1年、有山楓さん(当時7歳)が誘拐・殺害された事件から17日で18年を迎えた。楓さんが通っていた市立富雄北小(同市富雄北1)では、命の尊さについて考える「いのちの集会」が開かれ、全校児童が楓さんの冥福を祈った。

 集会には児童472人と教職員のほか、地域住民や保護者有志も参加した。事件当時、同校で6年生の担任をしていた後藤誠司校長(59)は「11月17日は悲しいけれど、決して忘れてはならない、とても大切な日です」と切り出し、楓さんが学校で過ごしていた頃の様子を紹介。ダンスや自転車が好きで、意地悪な友だちにも進んで話しかけたりする、優しさと勇気を持った子だったと振り返った。

 その上で、「皆さんは、皆さんを大切に思う多くの大人に守られています。おうちの方にとって、あなたたちは間違いなく宝物です。このことは忘れないでください」と語りかけると、児童は真剣な表情で聞いていた。遺族ともやり取りを続けている後藤校長は、楓さんの両親が18年前に在校生に寄せたメッセージも紹介。目頭を押さえ、時折言葉をつまらせる場面もあった。

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