「御巣鷹の尾根」 今年最後の供養 冬季閉山で遺族ら /群馬

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兄の栗原崇志さん一家の墓標に手を合わせる橋本毅さん=群馬県上野村で
兄の栗原崇志さん一家の墓標に手を合わせる橋本毅さん=群馬県上野村で

 乗客乗員520人が犠牲になった日航機墜落事故の現場「御巣鷹の尾根」(上野村)が冬季閉山となった14日、遺族らが今年最後の供養や墓標周りの冬支度に訪れた。2019年の台風19号で被災した村道は、今年10月に復旧工事を終えた。ただ登山道には不安定になっている手すりや足場が残り、最終日も管理人や日航社員らが手作業で修復を続けた。

 整備された道を踏みしめながら登り、「来たいときに来られるようになった」と話した栃木県大田原市の橋本毅さん(68)。兄の栗原崇志さん(当時33歳)一家3人を亡くし、被災前は月命日ごとに訪れていた。

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